浮金石の採石場です。石を大切に。(‘Д’)

浮金石の採石場は4月から作業をしているそうです。今回の画像は4月のものです。

こちらはワイヤーソーで岩石を切削した面です。白いスプレーのしるしはキズ(ひび)です。現在、ちょっと難しいところに当たっているかもしれません。

この画像は2番目の画像のところを横から撮ったアングルです。横から見てもちょっと(墓石製品にするには)難しいかもしれません。

上記、「現在水平切り中」のところももう切り終わっているかと思います。

※採石場はどの銘柄の石でも、キズだらけで品物にならないところに当たる時があります。その時は岩石を崩すだけの作業になります。

そのあと、キズの少ないところに当たった時にガッポリ儲かるという生業です。

土木用で砂利を採る採石場であれば、ダイナマイトなどの火薬で崩すのでキズやムラ、玉、色違いなどの吟味やリスクは少ないです。単価は安いですが経営は安定しやすいでしょう。墓石の採石場はそれに比べたらリスキーです。

皆さん、石は大切に使いましょうね。(´-`).。oO

 

良い石って(つづき)・・・・・・・

先日、おこがましいことに「良い石とは」というテーマでこのブログに書こうと思ったのですが、難しかったので中途半端になりました。

下記の文章は、10年近く前、(一社)日本石材産業協会の輸入卸商部会の部会長を務めていた時に、一般の消費者の方から来た問い合わせに対し答えた文章を少しアレンジしたものです。輸入の石材でしたので僕の方で対応のメッセージをつくったのだと記憶しております。

こちらの方は「河北山崎は短期間で変色する石なのか・中国の工場で修正、着色するのはいかがなものか」といったところがメインの問い合わせだったような気がします。

 

◇輸入された石材の中に、石に着色、染色をすることで粗悪な石材を高価な石に近い色味に変色させるといったような事例が過去10年位の間にあるか。

まず、前提として「粗悪な石」とは何か

〇最低、あってはいけない粗悪な墓石とは

ⅰ大きくひびが入って石が大きく崩れそう、事故の可能性がある墓石

ⅱ石材への薬品などの塗布により、舌でなめたり触ったときに人体の健康に影響がある墓石

このあたりです。

ⅱに関しては業界団体で、数年前に中国から輸入された数枚の石材のサンプルの磨き面について、数種類のもの(硫黄、亜鉛、水銀など)が日本の基準値以上かどうかを調べた結果、問題ありませんでした。

今回のご質問についての「粗悪な石」とは、ここ数十年の間に日本の墓石業者が作ってきた価値観からくるものと解釈いたします。

石の種類にもよりますが、例えば「石の色が薄い」「石の模様がまだら」「玉模様が目立つ」といったことでしょうか。

そういったものを海外から日本へ出荷する前に染色、着色するといったことはあります。

ただその行為や品物が「粗悪」かどうかは上記のとおり、一概に言えることではありません。

あくまでも提供する石材店がしっかり説明し、消費者の方の了承の上であれば悪いとは言い切れないのではないでしょうか。

3.墓石の色が薄くなった(元々黒かったのにグレーになっている)というようなクレームが石材業者に寄せられることはあるか。

短期間での変色の可能性が高い石材を墓石として販売する際、石材店からのしっかりした説明が不足した場合、もしくは消費者の認識、理解が不足していた場合、クレームになる可能性があります。

※河北山崎の墓石の中には短期間の間に激しく変色(色が淡くなる)する墓石もそうでない墓石もあります。

※短期間で変色することが趣があって良いとされている石材:本小松(神奈川県産)、伊達冠(宮城県産)

※すべての石材は変色します。あとは石材店様と消費者の方とのコミュニケーションで価値観が決まると考えていただいたら良いかと思います。

こんな回答でした。

簡略すると、はっきりしているのは下記3点でしょうか。

1、大きく亀裂が入っているなど事故の可能性がある石碑は良くない、要対応

2、危険な薬品が石碑に塗布され、人体の健康に影響がある場合、要対応

3、石材の模様、石材の経年変化、加工工程において修正、着色などを行うことなどを善し悪しに論じるかどうかはケースバイケース

 

これらの3点にあてはまらなければ全部良い石ってことですよね。

吸水率が低い、圧縮強度が高いなどのスペックも石材店さんと施主様との話の流れによって良し悪しに論じられる場合が多々あるでしょう。

できたらスペックよりブランド(会社または人など)で売りたいですね。

・・・・・・・・業界を代表しての答えということになりますので結構時間をかけて回答したのを覚えています。

 

皆様、宜しければ屈託のないご意見、ご指導、宜しくお願いいたします。

が、あまりひどいのはご勘弁くださいね。

 

 

運送の費用、上がっていませんか??

 

4月からトラック運転手の労働時間における規制が厳しくなっています。

連続して運転できる時間は基本的に4時間。1日に平均するとだいたい8時間ぐらいしか運転できないような感じです。ですので長距離の運送には特に影響がありそうです。

いまのところ、わが社の取引先の中で、日常的にお願いしている運送業者はあまり値段は上がってはいないので助かっています。

ただ、全国団体の会合の中で「値上げの要請が来た」と言っていた卸業者さんはありました。

卸値も小売値も値上げするしかないですが、どのように世間様に認めてもらえるか。ストレスはありますが闘いですね。

長距離運送の運賃は特に気を付けたほうが良いですよ―――。

 

「良い石」って・・・・・・・

「良いお墓ってどんなお墓?」というテーマですとあまりプロ的なお話はできませんが、

「良い石ってどんな石?」となると多少は話せるかと思います。

極論、安全性が担保されているのであれば、どのような石でも施主様が気に入れば「良い石」だと僕は思います。

石の経年変化などいろんなご意見があるかと思います。

もう少し自分の方で説明をまとめてからこのことについてはブログに残してみたいと思います。本日はすみません。

素晴らしい技術があるのに売れない・・・・・

ある意味、永遠のテーマ。

良い商品があるのに伝えられていない

素晴らしい技術があるのに伝えきれていない

むずかしいですよね。

「良いものをつくりさえすれば売れる」という考え方でやっていけるのは超トップクラスのほんの数%でしょう。

男子のプロゴルファーは全部で3000人~5000人らしいですが、シード権を持つトッププロは75人だそうです。3%未満。ほかの人はコーチングプロや何か違う仕事をやっているのでしょう。

石材店さんは、特に墓石は資格やシード権があるわけではないですが、技能五輪や技能グランプリで上位に入っただけで繁盛するかと言ったら難しいわけなので、ある意味プロスポーツよりも「技術」だけを売りにして繁盛していくパーセンテージは低いかもしれません。職人魂だけでなく商人魂との融合が求められますね。

〇〇の〇〇さんみたいな人がこの世界で増えてきてもらいたいと思います。何億も稼ぐ石職人がいても悪くないでしょう。

〇〇さんは「良いものをつくりさえすれば売れる」とは思っていません。時代にマッチしようと努力されていると思います。

難しいですし、僕にもわかりませんが、「伝える努力」「伝えるコツ」

これらに挑戦していかないといけないですね。

 

どうしてもメリットか( ゚Д゚)

先週参加した日本石材産業協会の「第1回お墓未来プロジェクト」。

講師は神戸の(株)第一石材の能島さん。

「石材店を元気にしよう」という森田会長の所信に沿ってはじめられた事業です。

主に、石材店さんとお客様との対面や電話での会話やマナーなどのお話でした。

綿密に準備された素晴らしい勉強会でした。

細かい内容は控えますが、すぐに行動に移せるものもありました。

日本医師会のように予算があればもっといろいろできるのですが、今の石産協はまだまだですのでいろんな役職の人が無償で頑張ってくださっています。今回、企画、運営してくれたお墓未来プロジェクト委員会の方たちも、直接的なメリットはないと思います。頭が下がります。

石産協に入り、事業に参加したら何が手に入るのか。

自分の会社、各々お店の繁栄をとおしてそのテーマに答えないといけないですね。

アモイの国際展示会の数字です。!(^^)!

アモイの石材の国際展示会のいろんな数字がようやくリリースされました。出展会社の数は2000社ほど。また、、、

来場者は151,845人だったそうです。

ちなみにコロナ前の2019年は、出展社は2000社あまり、来場者数は150,520人だそうで、コロナ前の実績にだいたい戻った数字になりました。

・・・・・・・あまりにも2019年のデータに似通っているのでちょっとなー・・・・・まあまあ。

理由はわかりませんが、展示会の来場者数などのデータが出るのは結構後になっているようです。今回も2か月近く経ってから発表だそうです。

皆様、この数字を受け、何かわかることはありますでしょうか????

静岡ビジネスレポートに載せていただきました。

ビジネスレポートという静岡の情報誌の方で取材をしていただきました。

建設・土木の関係の業者さんが主に購入している情報誌だと思っていたので、うちの仕事もぎりぎりその世界に関連するかなと思っていたら、結構いろんな業界の人が載っていましたね。

結構有名な人や尊敬している人も載る紙面なので非常に光栄でした。

少しライターの方には格好良い表現で書いていただきましたが大体ありのままです。舘さま、ありがとうございました。

まじまじ読み返すと、平凡な人生だなと。ほんとに普通だ。

大ピンチから完全復活、危機一髪みたいな場面をこれからつくってユーチューブの街録chに載せてもらえるような人生にしたいと思います。徹子の部屋にはもう間に合わないだろ。(^^)/

 

退職代行サービス・・・・・・

今日は弊社の事務所内で「退職代行サービス」の話で盛り上がってしまいました。

きっとこのサービスをやっている会社は儲かっているだろうと。退職代行サービスのランキングとかあるぜー。成功率〇〇%とか。ボクシングの井上選手のKO率みたいだ。すごい世の中。

ニュースでも今週結構出ていたようですね。

「世の中も便利になったもんだ」と言ってよいのかどうか。

今のところ、僕は退職代行サービスの方にお世話になったことはありませんが、この勢いですと、将来お会いすることがあるんでしょう。

僕も人に語れるほど立派な人生を歩んではいませんが、生きていれば誰でも一人で向かっていかないと先に進めない場面はあると思っていました。でも今はそんなことはないと思っている人が増えているってことですよね。

せめて「裸一貫の人間のサバイバル能力は高いほうがカッコ良い」という価値観はみんなで持っていたいなあ。(´Д⊂ヽ

 

「知らないこと」のコワさ・・・・・・・

最近、こころなしかオンラインの勉強会を受講することが増えています。

今日は初心者ユーチューブ講座。

いま、クラウドワークスやランサーズといった業務委託のサイトに10分ぐらいの動画の編集などを頼むと、安ければ1本5000円~10000円でやってくれるそうです。それでも僕が自分で編集して配信するよりはよっぽど良いものをつくってくれるんでしょう。

専門の業者で、撮影、編集、サムネイル製作や、配信後の視聴データを監視してサムネイルの変更などまでやる業務委託だと、毎日配信でウン百万円/月だそうです。

石屋さんには関係ない話ですが、もしもこれが自分たちに少し関連する知識だったら、知っているかどうかでかなり差がついてしまうんではないでしょうか。

昭和、平成の時代より、ほんの少しの情報の差でメチャクチャ差が付くかもしれない怖さを感じます。

ちょっと知らないだけでガラパゴスになってしまうこの時代の変化のスピード。

でも無料とはいえ「情報、情報」であまりセミナーばかり受けていると今度は日常の仕事をする時間が無さ過ぎ。

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ドラえも-ん、僕を昭和に連れて行ってください・・・・・・・・

少しマイナス思考のように解釈されそうですが、今まで以上に「知らないことのコワさ」を認識する必要性はあると思います。