せちがない時代ですね。

先日、静岡市静岡仏教会の主催で関連業者さんと集まっての意見交換会が行われました。

檀家の減少や、葬儀、通夜、法事の小規模化などの影響で寺院さんもだいぶ危機感を持った人が出てきたなという印象を改めて感じました。

また、自分の実家の檀家寺やお墓の場所、家紋などを教えられていない人が激増しており、金額や手間などの要素だけで直葬してしまっているのではないかと思うので、伝えられる機会があれば檀家寺の確認などをしっかりやっていただいてから葬儀や埋葬の仕方を決めるようにと伝えてほしいという意向が仏教会からありました。

寺院さんにとってのメリットからという一面もあるでしょうが、家族や親族の納得という面でもこれは一理あると思いました。

施主様に予備知識がない関係で弊社もトラブルにあったことああります。気を付けないと・・・・・・

また葬儀社さんも、以前は生花店からの持ち込みを認めていたのをやめたというところが出てきたそうです。

直営で生花の仕入れをし、祭壇を作る職人がいると、生花店であれば捨てなければならない花を上手に祭壇にできるので葬儀社としては非常に利益があがるそうです。

葬儀社さんにとっても周囲の皆さんと持ちつ持たれつとばかり言っていられない局面でしょうか。

一年に一度のこの会はこんな感じ情報を得ています。

あまり寺院の団体で業者さんと意見交換会をやるようなところは無いそうです。

仏教会の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

第三回お墓未来プロジェクトより:佐野さん、無尽蔵( ゚Д゚)

第三回お墓未来プロジェクトの後半の講師は静岡の佐野さんでした。

日本石材産業協会の副会長も務め、何かと困りごとは佐野さんが解決していることがあるようで、皆様が大変助かっているそうです。エンディング産業展でのセミナー中のライブのオンラインアンケートは佐野さんがつくっていたと聞いています。でも「デジタル担当」と呼ぶのはやめてほしいと言われます。失礼いたしました。(‘◇’)ゞ

佐野石材さんの活動内容が多すぎて、まったく同じようにやるのは難しいと思いますが、高齢者のサポート事業、まちゼミ、地域イベントへの参加、石仏探検ツアーなど、地域の皆さんとの密着をとおしてのお墓、石、終活の啓蒙活動は、どれかひとつならできるのではないかと思います。全部は無理でしょ、ふつう。いつ寝ているんだろうか。

また、ただいろいろ頑張っているだけでなく、活動についての目的や意味をしっかり頭の中で整理し、成果の振り返りもするようにしているとのことです。

いろいろやりすぎで死んでしまうんではないかと思う佐野さんですが、ピンピンに元気でお酒も水のように飲まれます。

20~30分の1ぐらい真似させていただきます。ありがとうございました。

 

 

エンディング産業展:主催者は反則技チキンウイングアームロック??・・・・・・

エンディング産業展にほんの少し見に行きました。出展の会社や品物はあまりしっかり見れませんでしたが、目新しく感じたものはぱっと見、あまり無かったのでは?

石材の業者さんともけっこうお会いしましたが、一緒の写真を撮り忘れてしまいました。失敗。

この展示会場で石材店さんがメリットを必ず見出すには

・いろんな人と会って情報交換する

・セミナーを受講する

・墓石や埋葬、終活の業界の流れを感じる

上記の3つのどれかを意識しないと、出展ブースが減っているので厳しいか。

現在の主催者の東京博善さんは都内の6カ所の斎場を民間企業でありながら経営している会社だそうです。都内の約7割の火葬はこの会社でやっているらしいと。

反則技ですね。

法整備があまりされていない時代にこの体制になっているので東京はこのようになっているそうです。その昔、小佐野賢治さんなど時の権力者が株主になっていたそうで、すごい会社のようです。

その会社がここ数年で葬儀の業界にも広げてきたので葬儀業界の方たちはエンディング産業展への出展をしなくなっていると噂で聞いています。

〇〇さんのリンクバナーがHPに張り付いているので墓石業界にもくるかも。

 

第2回「お墓未来プロジェクト」その2

第2回「お墓未来プロジェクト」の後半は(株)ファイングの川上社長でした。

川上さんのお話はいつもすごいなと思いながらお話を聞かせていただいております。すごいと思うだけでとてもまねできないですが。

いかに地域の皆さんに自分たちの存在を知っていただくか、またいかに地域の皆さんのお役に立てるか。

そういった中で、いかに自分たちに近いスキマ産業を見出すかという感じのお話だったかと思います。

みかんや駄菓子を売っている人もいるんだな。

商品づくりよりも大まかな会社の概念というか価値を見出せということですね。

 

孤独の情報不足はやばいですよ。(*_*)

静岡市のHPのなかにはいっている終活関係の情報と、・・・・・・・

エンディングノートです。

あらためて拝見しましたが、自分が死ぬ前、死んだあとのこういった手ほどきを求めている人がたくさんいるということですね。核家族化が進むと親に教えてもらうことがないからでしょうか。

終活関係のイベントに参加しておくと石材店としては仕事のきっかけになるということも言えますが、情報を持っていないことの恐さの方が大きいでしょうか。

いつからエンディングノートのPDFなんてあるんだろうか。

「俺は石屋だから石のことしか知らない」と言っている石材店さんはそろそろ少なくなっているとは思いますが、いかんせんここ10年ぐらいの時代の流れがはやいです。

まずは、あまり一人で悩まず、石材の業界団体のイベントや、地域のイベントに出てみて知り合いを増やすのが第一歩のような気がします。イベントはネットでちらちら見れば見つかるでしょう。孤独の情報不足はやばいです。