運送の費用、上がっていませんか??

 

4月からトラック運転手の労働時間における規制が厳しくなっています。

連続して運転できる時間は基本的に4時間。1日に平均するとだいたい8時間ぐらいしか運転できないような感じです。ですので長距離の運送には特に影響がありそうです。

いまのところ、わが社の取引先の中で、日常的にお願いしている運送業者はあまり値段は上がってはいないので助かっています。

ただ、全国団体の会合の中で「値上げの要請が来た」と言っていた卸業者さんはありました。

卸値も小売値も値上げするしかないですが、どのように世間様に認めてもらえるか。ストレスはありますが闘いですね。

長距離運送の運賃は特に気を付けたほうが良いですよ―――。

 

「良い石」って・・・・・・・

「良いお墓ってどんなお墓?」というテーマですとあまりプロ的なお話はできませんが、

「良い石ってどんな石?」となると多少は話せるかと思います。

極論、安全性が担保されているのであれば、どのような石でも施主様が気に入れば「良い石」だと僕は思います。

石の経年変化などいろんなご意見があるかと思います。

もう少し自分の方で説明をまとめてからこのことについてはブログに残してみたいと思います。本日はすみません。

悪い情報にも目を向けてみない(´-`).。oO??

 

現在の墓石の90%以上は輸入品、特に中国、福建省から供給されているという認識で間違いないでしょう。(インド、アフリカ、スウェーデン、日本などの石材の福建省加工ももちろん含まれます。)

2012年ごろのワールドビジネスサテライトでは、福建省の特集があり、「世界中で使われる石製品の60%がアモイ港から出荷される」ってやっていましたね。今はもう少しシェアは下がっていると思いますが。

墓石関連の業界紙では年に何度か輸入実績のデータが掲載されます。僕たちはこの輸入実績のデータイコール墓石市場そのものととらえています。もちろん「国産、国内加工品なんか」と思っているわけではなく単純な現状認識です。

残念なことですが、2023年の上半期の輸入実績(中国→日本の石製品)の金額は前年比でほぼ同じか数パーセントダウンでしたが8月以降は激しくダウンしています。余裕で前年比10%以上のダウンです。

良い悪いの話ではありませんが、昭和40年代ぐらいまでは石屋さんといえば、墓石以外にも外壁や灯篭などもたびたびつくっていた(今はみかげ石の取り扱いが多いですが、凝灰岩など軟石も結構扱っていたのでしょう。)のでしょうが、現在はほとんどの方が「墓石販売業者」なので上記のデータと真っ向から戦っている状態かと思います。

決定的な打開策が発見できていない中、あまりマイナス思考になってもいけませんが、良くない情報でも正しい情報としてしっかり認識した方が、知らずにがむしゃらにやる人よりも効率的に体と精神を動かすことはできるかと思います。

知っているだけじゃだめですけどね。(#^^#)

 

 

 

 

 

「お墓」といえば「墓じまい」・・・・・・

 

前回のブログを書きながらネットを見てあらためて実感しました。

しょっちゅうネットで集客やHPのアナリティクスを確認している人から見たら今更かもしれませんが、、、、、

ネットで「墓」と打ち込むと、ビッグデータで「墓じまい 費用」というワードが一番上に出てくることに気づきました。ほかにも「墓じまい 〇〇 〇〇」といった言葉が上位でした。

そうかあ。そりゃやっぱそうだよね。

墓石の世界に身を置いている自分からすると言葉が出なくなりますね。

データ的にも、墓石の出荷額は20年前と今の比較では今が半分以下なのは間違いないところです。

今、人口が減少傾向なので色んな産業で需要減に苦しんでいると思うのですが、こちらはお寺ばなれ、合同墓の普及など、人口減少以外にも少し違う要素があります。

でも繁栄している寺院さんや石材店さんもいるので、必ず可能性はあると思います。また、ご先祖の供養→墓石という産業そのものがなくなるということはさすがに無いと思います。

あと5年から10年、墓石の業界は消耗戦が続くでしょう。需要が減っていくところに対し、供給する側(墓石販売業者)も減っていくでしょう。人間が減れば田畑も要らなくなる。

しんどいと思いますが、皆さんとともに知恵を交わしながら頑張っていけたら良いですね。

石材店や寺院が敷居の低い相談窓口になれば???( ゚Д゚)

RKB毎日放送のニュースに「改葬の激増」「久留米市の無縁墓」がネットで出ていました。

「墓じまい」と「改葬」は10年前の約2倍だそうです。15万件超。

そもそも「墓じまい」の言葉の意味は?皆さん同じ認識で説明できているのか?とつっこみたくなりますが、論点はそこではなく・・・・・・・

石材店さんとしては、あまり売ることを考えすぎずに「施主様に寄り添って事情をよく聞いて、良い提案をする」ことにまず集中することでしょうか。

だとすると、お店のキャッチフレーズの一つは「終活、相続、そのほか墓石などのお悩み、気軽にご相談ください」みたいになるんでしょうか。

「商品」を売る前に、自分という「人」と自分の「店や会社」を売る必要があるでしょうから。

もうお墓の解体、処分が確立されたビジネスだと割り切るフェーズになっていることは間違いない。仕方ないですが。

石と加工、工事しか詳しくない石材店さんはたくさんいると思います。しかも終活や相続、宗教、風習、そういったことを勉強するのが嫌な人、いると思います。僕もそのたぐいの人間です。

そういう方は、ぜひ「お墓のみとり」や、、、

https://www.ohakanomitori.com/

や全優石、石産協、全石協などの全国団体を覗いてみてください。

一切勉強しないというわけにはいきませんが、勉強の手間は相当省けると思います。

 

素晴らしい技術があるのに売れない・・・・・

ある意味、永遠のテーマ。

良い商品があるのに伝えられていない

素晴らしい技術があるのに伝えきれていない

むずかしいですよね。

「良いものをつくりさえすれば売れる」という考え方でやっていけるのは超トップクラスのほんの数%でしょう。

男子のプロゴルファーは全部で3000人~5000人らしいですが、シード権を持つトッププロは75人だそうです。3%未満。ほかの人はコーチングプロや何か違う仕事をやっているのでしょう。

石材店さんは、特に墓石は資格やシード権があるわけではないですが、技能五輪や技能グランプリで上位に入っただけで繁盛するかと言ったら難しいわけなので、ある意味プロスポーツよりも「技術」だけを売りにして繁盛していくパーセンテージは低いかもしれません。職人魂だけでなく商人魂との融合が求められますね。

〇〇の〇〇さんみたいな人がこの世界で増えてきてもらいたいと思います。何億も稼ぐ石職人がいても悪くないでしょう。

〇〇さんは「良いものをつくりさえすれば売れる」とは思っていません。時代にマッチしようと努力されていると思います。

難しいですし、僕にもわかりませんが、「伝える努力」「伝えるコツ」

これらに挑戦していかないといけないですね。

 

あじストーンフェアで「教育」を受けに行こう。( *´艸`)

来週末、あじストーンフェア2024が行われます。

従来の墓石の提案だけでなく時代の流れに沿った企画もいくつもありそうですが、やはり「庵治大丁場採石場研修」は無くさない。さすがです。

人はものを買う際、ただ衝動や日常の需要で買うだけでなく、付随するいろんな情報を収集したうえで買うことがあるそうです。

商品の活用法、製造、加工のプロセス、商品に携わった人たちの苦労話などです。

売る側から買う人(お客さん)にそういった情報を提供するのは専門用語的に「教育」と言うようです。マーケティングの研修の先生方数名が同様の言い方だったので間違いないと思います。

「教育」が頭に入る方がお客さんは認識、理解をし、買ってくれやすい。値引きも少ないそうです。

まさに「庵治大丁場採石場研修」はまさに「教育」なのだと思います。

庵治の採石場で「教育」を受け、周囲の皆さんに「教育」を提供しましょう。

でも「教育」という表現は偉そうですよね。誤解を招かないように。(´Д⊂ヽ

 

どうしてもメリットか( ゚Д゚)

先週参加した日本石材産業協会の「第1回お墓未来プロジェクト」。

講師は神戸の(株)第一石材の能島さん。

「石材店を元気にしよう」という森田会長の所信に沿ってはじめられた事業です。

主に、石材店さんとお客様との対面や電話での会話やマナーなどのお話でした。

綿密に準備された素晴らしい勉強会でした。

細かい内容は控えますが、すぐに行動に移せるものもありました。

日本医師会のように予算があればもっといろいろできるのですが、今の石産協はまだまだですのでいろんな役職の人が無償で頑張ってくださっています。今回、企画、運営してくれたお墓未来プロジェクト委員会の方たちも、直接的なメリットはないと思います。頭が下がります。

石産協に入り、事業に参加したら何が手に入るのか。

自分の会社、各々お店の繁栄をとおしてそのテーマに答えないといけないですね。

石工事は建設業か・・・・・

ある石工事専門の業者さんのお話を聞くことがありました。

墓石や記念碑の建立工事は建設業か・・・・・・

「石製品の納品」であって工事ではないのか・・・・・・

微妙な解釈をする人もいますが、やはり建設業と見られるだろうと。

いま、製造業としての労災番号を持っている石材店さんは多いかと思いまうが、

建設業の労災番号はいかがでしょうか。

弊社は当然、建設業の許可を取っていますので、あります。

建設業の労災番号は建設業の許可を取らなくても取れるようです。

まだ自分としても石材店さんに教える、語るといった知識は無いので勉強していきます。

 

 

サンプルの整理も大切です。(; ・`д・´)

営業車の中で石のサンプルの整理をしている大井弘一さんです。

一般小売りの石材店さんは墓石のラインナップは20~30あれば良いと思います。あまりたくさん覚えていて、いっぺんに施主さんに見せても混乱するだけですので。

でも卸売業者はその小売石材店さんのラインナップや好みを網羅する必要があるので、3ケタは覚えないといけません。

そのかわり、それだけ石を覚えて、さらに過去に施工された墓石の鑑定、銘柄当てまでできると皆さんから頼りにされます。

こうしてサンプルの整理をしながら、「この人と話すときはこの石」などイメージして営業まわりしていくものです。渡してしまったサンプルの補充もあります。

こういった準備の時間も大切ですね。

こうやって頑張っている弘一さんを石材店さんたちは待っていますよ。(^_-)-☆