日中(中日)墓石交流会2024

8月28日の午後、新橋の会議室で日中(中日)墓石交流会が行われました。

おそらく5年ぶりです。前回は恵安で行ったと思います。

許会長は、この会議は初期のころから全部に出席していただいているような気がいたします。商売の方も聞く限りすごいです。

森田会長もエンディング産業展の間隙をぬって、御来席いただけました。

やはり中国、福建省という供給元とは今後も友好的かつ円滑に話ができる環境を築いておいた方が良いというところが非常にあります。

磊芸さんの社長さんからの「中国側の状況報告」

結構な割合で、日本向けの工場が中国国内向けにシフトしている現状を報告されました。

恵安石彫協会さんのほうからの加工機械の開発、普及の現状の報告

発表された張さんは1年間日本にいた方で、しかもこの後の質疑応答の時の日本側の加工機械などの通訳もしてくださいました。すばらしかったです。

このあと、嵐磊の張会長から「価値を高める」施策の話がありました。

恵安の組合長の王さんです。蔣さんの後継として若くして就任された矢先にコロナですので、何もできない歯がゆさはあったかと思います。

質疑応答は時間が短かったのですが、カンボジアの話など、情報がありました。

コストダウンについて中国側から質問があったとき、大川副会長が経営されている工場での努力を共有されました。大川副会長は福建省の皆さんとは利益が相反する立場であるにもかかわず、ご自分の会社のお話をされており、素晴らしく思ったと同時に、これぞ(一社)日本石材産業協会だというところを見せてくださったなと。

 

セミナーが充実しています。エンディング産業展

明後日、28日(水)と29日(木)の2日間東京ビックサイトで「エンディング産業展」がひらかれます。

主催者が葬儀・仏壇・墓石も扱ってきている関係でブース出展の数はあまり伸びていないという噂ですが、セミナーは良いのではないかと思います。

セミナー関係は、石材店さんにとっては28日が充実している印象です。

29日のカジポンさんのお話も大変面白いです。

石産協の皆さん、頑張ってくれています。

僕個人としては、28日の午前のセミナーに参加し、午後は日中墓石交流会に参加し、29日の早朝に静岡に戻るのであまりビックサイトにはいられないのですが、

もし会うことがありましたらお声掛けください。

本当は宮下さんのセミナーも寺田さんのセミナーも見たいですが・・・・・・・

よろしくお願いいたします。

 

10月、プラスダイヤさん、お邪魔しようか・・・・・・・

 

台風、がんばらないでくれーーーーー

 

カンボジア産の新石種です。でも様子見です。( *´艸`)

カンボジア産の石がまた中国の取引先の方から送られてきました.

「東方山崎」という名前で売り始めている業者さんもあるようです。

自分としては、20年前ぐらいに流通した南平黒に似たイメージです。

経年変化など、少し材質の傾向を探る時間をとらないと石材店さんたちにはすすめられないので、もう少し大きなものを仕入れてから実験してみようと思います。

 

石産協宛てに中国から祝電が\(◎o◎)/!

一昨日の(一社)日本石材産業協会の定時総会に対し、中国の方から祝電が届いておりました。1枚目はアモイの組合から。

2枚目の祝電は恵安の組合からです。

厦門の組合長さんは「英良」という、建築石材の大会社の社長さんです。水頭という建築工場の密集地にメチャきれいな板材の展示場を持っています。展示場の中にはカフェみたいなところもあります。

恵安の組合長の「有志」という墓石工場の老舗の社長さんです。

防塵設備などあります。福建省の工場の努力( ゚Д゚)

3月のブログにも載せましたが、非常に工場の管理と品質管理を頑張っている会社です。

 

石材の卸の方、もし今度会うときがありましたらお礼を言っておいてください。

劉さん、王さん、ご配慮いただきありがとうございました。

良い石って(つづき)・・・・・・・

先日、おこがましいことに「良い石とは」というテーマでこのブログに書こうと思ったのですが、難しかったので中途半端になりました。

下記の文章は、10年近く前、(一社)日本石材産業協会の輸入卸商部会の部会長を務めていた時に、一般の消費者の方から来た問い合わせに対し答えた文章を少しアレンジしたものです。輸入の石材でしたので僕の方で対応のメッセージをつくったのだと記憶しております。

こちらの方は「河北山崎は短期間で変色する石なのか・中国の工場で修正、着色するのはいかがなものか」といったところがメインの問い合わせだったような気がします。

 

◇輸入された石材の中に、石に着色、染色をすることで粗悪な石材を高価な石に近い色味に変色させるといったような事例が過去10年位の間にあるか。

まず、前提として「粗悪な石」とは何か

〇最低、あってはいけない粗悪な墓石とは

ⅰ大きくひびが入って石が大きく崩れそう、事故の可能性がある墓石

ⅱ石材への薬品などの塗布により、舌でなめたり触ったときに人体の健康に影響がある墓石

このあたりです。

ⅱに関しては業界団体で、数年前に中国から輸入された数枚の石材のサンプルの磨き面について、数種類のもの(硫黄、亜鉛、水銀など)が日本の基準値以上かどうかを調べた結果、問題ありませんでした。

今回のご質問についての「粗悪な石」とは、ここ数十年の間に日本の墓石業者が作ってきた価値観からくるものと解釈いたします。

石の種類にもよりますが、例えば「石の色が薄い」「石の模様がまだら」「玉模様が目立つ」といったことでしょうか。

そういったものを海外から日本へ出荷する前に染色、着色するといったことはあります。

ただその行為や品物が「粗悪」かどうかは上記のとおり、一概に言えることではありません。

あくまでも提供する石材店がしっかり説明し、消費者の方の了承の上であれば悪いとは言い切れないのではないでしょうか。

3.墓石の色が薄くなった(元々黒かったのにグレーになっている)というようなクレームが石材業者に寄せられることはあるか。

短期間での変色の可能性が高い石材を墓石として販売する際、石材店からのしっかりした説明が不足した場合、もしくは消費者の認識、理解が不足していた場合、クレームになる可能性があります。

※河北山崎の墓石の中には短期間の間に激しく変色(色が淡くなる)する墓石もそうでない墓石もあります。

※短期間で変色することが趣があって良いとされている石材:本小松(神奈川県産)、伊達冠(宮城県産)

※すべての石材は変色します。あとは石材店様と消費者の方とのコミュニケーションで価値観が決まると考えていただいたら良いかと思います。

こんな回答でした。

簡略すると、はっきりしているのは下記3点でしょうか。

1、大きく亀裂が入っているなど事故の可能性がある石碑は良くない、要対応

2、危険な薬品が石碑に塗布され、人体の健康に影響がある場合、要対応

3、石材の模様、石材の経年変化、加工工程において修正、着色などを行うことなどを善し悪しに論じるかどうかはケースバイケース

 

これらの3点にあてはまらなければ全部良い石ってことですよね。

吸水率が低い、圧縮強度が高いなどのスペックも石材店さんと施主様との話の流れによって良し悪しに論じられる場合が多々あるでしょう。

できたらスペックよりブランド(会社または人など)で売りたいですね。

・・・・・・・・業界を代表しての答えということになりますので結構時間をかけて回答したのを覚えています。

 

皆様、宜しければ屈託のないご意見、ご指導、宜しくお願いいたします。

が、あまりひどいのはご勘弁くださいね。

 

 

そういえば・・・・・言っていました。(*´ω`)

そういえば・・・・・

ですが、恵安の組合(墓石の輸出かと思いますが)の加盟企業は現在52社だそうです。

卸業者の方は覚えていると思いますが、2017年か2018年ごろ、「指導価格」として単価を一律にそろえた時がありました。その時の署名と会社名が載った書類が流通しましたが、当時の加盟業者は83社でした。

今現在は、彼らの推測ですが、日本の墓石業者専門で営んでいるところはせいぜい20社ぐらいではないかと言っていました。そういえば。

良くない情報かもしれませんが、知らないよりは知っておいた方が良いでしょう。

 

 

恵安県の大物2人と会ってまいりました。(^^)/

恵安県の大物二人と会ってまいりました。

僕の右が王さん。左が孫さん。孫さんは僕の2つぐらい年上。王さんはまだ40代前半じゃなかろうか。

蒋会長が亡くなってからは恵安の組合はこの二人が中心となって頑張っているでしょう。

こんな写真になるのなら襟のついたフォーマル系の服装で来れば良かった。

僕がそんなに長くいられない中、王さんの会社の事務所にいたのに孫さんが来てくれた。しかも奥さんのお父さんが亡くなられて忙しい時のようだった。もうしわけなかった。今度はしっかり会いに行きます。

時間がなかったのもあって、「結局あそこに注文が集中してるよーー。なんだよー。」みたいな話をしただけだったような気がします。友達みたいなトークだな。

10年ぐらい前から、あまり恵安や泉州市街で泊まることがなかったので、泊まってゆっくり彼らの話を聞くのも良いかなと思った次第でした。

王さん、孫さん、ありがとうございました。