南藁科小学校の子供たちが工場見学に来てくれました。(゚д゚)!

地元の南藁科小学校の子供たちが弊社の工場に見学に来てくれました。

上の画像は磨き場の見学の様子です。

石をけずったり磨いたりするのに工業用の人工ダイヤモンドを使っているというと、

「えーーーー、ダイヤモンド???」と驚かれます。ダイヤモンドというワードは子供たちにとって非常に興味を引くようです。

 

こちらは墓石の展示場。

いろんな色の石がつるつるになっており、子供たちは恐る恐る触ったりです。

僕たちの説明で先生方も感心されるところが多々あるようです。

やはり自分たちの当たり前は一般の人から見て当たり前ではないということでしょう。

児童の皆さん、石について興味わいたかなーーーーーーー)^o^(

 

良い石って(つづき)・・・・・・・

先日、おこがましいことに「良い石とは」というテーマでこのブログに書こうと思ったのですが、難しかったので中途半端になりました。

下記の文章は、10年近く前、(一社)日本石材産業協会の輸入卸商部会の部会長を務めていた時に、一般の消費者の方から来た問い合わせに対し答えた文章を少しアレンジしたものです。輸入の石材でしたので僕の方で対応のメッセージをつくったのだと記憶しております。

こちらの方は「河北山崎は短期間で変色する石なのか・中国の工場で修正、着色するのはいかがなものか」といったところがメインの問い合わせだったような気がします。

 

◇輸入された石材の中に、石に着色、染色をすることで粗悪な石材を高価な石に近い色味に変色させるといったような事例が過去10年位の間にあるか。

まず、前提として「粗悪な石」とは何か

〇最低、あってはいけない粗悪な墓石とは

ⅰ大きくひびが入って石が大きく崩れそう、事故の可能性がある墓石

ⅱ石材への薬品などの塗布により、舌でなめたり触ったときに人体の健康に影響がある墓石

このあたりです。

ⅱに関しては業界団体で、数年前に中国から輸入された数枚の石材のサンプルの磨き面について、数種類のもの(硫黄、亜鉛、水銀など)が日本の基準値以上かどうかを調べた結果、問題ありませんでした。

今回のご質問についての「粗悪な石」とは、ここ数十年の間に日本の墓石業者が作ってきた価値観からくるものと解釈いたします。

石の種類にもよりますが、例えば「石の色が薄い」「石の模様がまだら」「玉模様が目立つ」といったことでしょうか。

そういったものを海外から日本へ出荷する前に染色、着色するといったことはあります。

ただその行為や品物が「粗悪」かどうかは上記のとおり、一概に言えることではありません。

あくまでも提供する石材店がしっかり説明し、消費者の方の了承の上であれば悪いとは言い切れないのではないでしょうか。

3.墓石の色が薄くなった(元々黒かったのにグレーになっている)というようなクレームが石材業者に寄せられることはあるか。

短期間での変色の可能性が高い石材を墓石として販売する際、石材店からのしっかりした説明が不足した場合、もしくは消費者の認識、理解が不足していた場合、クレームになる可能性があります。

※河北山崎の墓石の中には短期間の間に激しく変色(色が淡くなる)する墓石もそうでない墓石もあります。

※短期間で変色することが趣があって良いとされている石材:本小松(神奈川県産)、伊達冠(宮城県産)

※すべての石材は変色します。あとは石材店様と消費者の方とのコミュニケーションで価値観が決まると考えていただいたら良いかと思います。

こんな回答でした。

簡略すると、はっきりしているのは下記3点でしょうか。

1、大きく亀裂が入っているなど事故の可能性がある石碑は良くない、要対応

2、危険な薬品が石碑に塗布され、人体の健康に影響がある場合、要対応

3、石材の模様、石材の経年変化、加工工程において修正、着色などを行うことなどを善し悪しに論じるかどうかはケースバイケース

 

これらの3点にあてはまらなければ全部良い石ってことですよね。

吸水率が低い、圧縮強度が高いなどのスペックも石材店さんと施主様との話の流れによって良し悪しに論じられる場合が多々あるでしょう。

できたらスペックよりブランド(会社または人など)で売りたいですね。

・・・・・・・・業界を代表しての答えということになりますので結構時間をかけて回答したのを覚えています。

 

皆様、宜しければ屈託のないご意見、ご指導、宜しくお願いいたします。

が、あまりひどいのはご勘弁くださいね。

 

 

運送の費用、上がっていませんか??

 

4月からトラック運転手の労働時間における規制が厳しくなっています。

連続して運転できる時間は基本的に4時間。1日に平均するとだいたい8時間ぐらいしか運転できないような感じです。ですので長距離の運送には特に影響がありそうです。

いまのところ、わが社の取引先の中で、日常的にお願いしている運送業者はあまり値段は上がってはいないので助かっています。

ただ、全国団体の会合の中で「値上げの要請が来た」と言っていた卸業者さんはありました。

卸値も小売値も値上げするしかないですが、どのように世間様に認めてもらえるか。ストレスはありますが闘いですね。

長距離運送の運賃は特に気を付けたほうが良いですよ―――。

 

「良い石」って・・・・・・・

「良いお墓ってどんなお墓?」というテーマですとあまりプロ的なお話はできませんが、

「良い石ってどんな石?」となると多少は話せるかと思います。

極論、安全性が担保されているのであれば、どのような石でも施主様が気に入れば「良い石」だと僕は思います。

石の経年変化などいろんなご意見があるかと思います。

もう少し自分の方で説明をまとめてからこのことについてはブログに残してみたいと思います。本日はすみません。

悪い情報にも目を向けてみない(´-`).。oO??

 

現在の墓石の90%以上は輸入品、特に中国、福建省から供給されているという認識で間違いないでしょう。(インド、アフリカ、スウェーデン、日本などの石材の福建省加工ももちろん含まれます。)

2012年ごろのワールドビジネスサテライトでは、福建省の特集があり、「世界中で使われる石製品の60%がアモイ港から出荷される」ってやっていましたね。今はもう少しシェアは下がっていると思いますが。

墓石関連の業界紙では年に何度か輸入実績のデータが掲載されます。僕たちはこの輸入実績のデータイコール墓石市場そのものととらえています。もちろん「国産、国内加工品なんか」と思っているわけではなく単純な現状認識です。

残念なことですが、2023年の上半期の輸入実績(中国→日本の石製品)の金額は前年比でほぼ同じか数パーセントダウンでしたが8月以降は激しくダウンしています。余裕で前年比10%以上のダウンです。

良い悪いの話ではありませんが、昭和40年代ぐらいまでは石屋さんといえば、墓石以外にも外壁や灯篭などもたびたびつくっていた(今はみかげ石の取り扱いが多いですが、凝灰岩など軟石も結構扱っていたのでしょう。)のでしょうが、現在はほとんどの方が「墓石販売業者」なので上記のデータと真っ向から戦っている状態かと思います。

決定的な打開策が発見できていない中、あまりマイナス思考になってもいけませんが、良くない情報でも正しい情報としてしっかり認識した方が、知らずにがむしゃらにやる人よりも効率的に体と精神を動かすことはできるかと思います。

知っているだけじゃだめですけどね。(#^^#)

 

 

 

 

 

「お墓」といえば「墓じまい」・・・・・・

 

前回のブログを書きながらネットを見てあらためて実感しました。

しょっちゅうネットで集客やHPのアナリティクスを確認している人から見たら今更かもしれませんが、、、、、

ネットで「墓」と打ち込むと、ビッグデータで「墓じまい 費用」というワードが一番上に出てくることに気づきました。ほかにも「墓じまい 〇〇 〇〇」といった言葉が上位でした。

そうかあ。そりゃやっぱそうだよね。

墓石の世界に身を置いている自分からすると言葉が出なくなりますね。

データ的にも、墓石の出荷額は20年前と今の比較では今が半分以下なのは間違いないところです。

今、人口が減少傾向なので色んな産業で需要減に苦しんでいると思うのですが、こちらはお寺ばなれ、合同墓の普及など、人口減少以外にも少し違う要素があります。

でも繁栄している寺院さんや石材店さんもいるので、必ず可能性はあると思います。また、ご先祖の供養→墓石という産業そのものがなくなるということはさすがに無いと思います。

あと5年から10年、墓石の業界は消耗戦が続くでしょう。需要が減っていくところに対し、供給する側(墓石販売業者)も減っていくでしょう。人間が減れば田畑も要らなくなる。

しんどいと思いますが、皆さんとともに知恵を交わしながら頑張っていけたら良いですね。

石材店や寺院が敷居の低い相談窓口になれば???( ゚Д゚)

RKB毎日放送のニュースに「改葬の激増」「久留米市の無縁墓」がネットで出ていました。

「墓じまい」と「改葬」は10年前の約2倍だそうです。15万件超。

そもそも「墓じまい」の言葉の意味は?皆さん同じ認識で説明できているのか?とつっこみたくなりますが、論点はそこではなく・・・・・・・

石材店さんとしては、あまり売ることを考えすぎずに「施主様に寄り添って事情をよく聞いて、良い提案をする」ことにまず集中することでしょうか。

だとすると、お店のキャッチフレーズの一つは「終活、相続、そのほか墓石などのお悩み、気軽にご相談ください」みたいになるんでしょうか。

「商品」を売る前に、自分という「人」と自分の「店や会社」を売る必要があるでしょうから。

もうお墓の解体、処分が確立されたビジネスだと割り切るフェーズになっていることは間違いない。仕方ないですが。

石と加工、工事しか詳しくない石材店さんはたくさんいると思います。しかも終活や相続、宗教、風習、そういったことを勉強するのが嫌な人、いると思います。僕もそのたぐいの人間です。

そういう方は、ぜひ「お墓のみとり」や、、、

https://www.ohakanomitori.com/

や全優石、石産協、全石協などの全国団体を覗いてみてください。

一切勉強しないというわけにはいきませんが、勉強の手間は相当省けると思います。

 

素晴らしい技術があるのに売れない・・・・・

ある意味、永遠のテーマ。

良い商品があるのに伝えられていない

素晴らしい技術があるのに伝えきれていない

むずかしいですよね。

「良いものをつくりさえすれば売れる」という考え方でやっていけるのは超トップクラスのほんの数%でしょう。

男子のプロゴルファーは全部で3000人~5000人らしいですが、シード権を持つトッププロは75人だそうです。3%未満。ほかの人はコーチングプロや何か違う仕事をやっているのでしょう。

石材店さんは、特に墓石は資格やシード権があるわけではないですが、技能五輪や技能グランプリで上位に入っただけで繁盛するかと言ったら難しいわけなので、ある意味プロスポーツよりも「技術」だけを売りにして繁盛していくパーセンテージは低いかもしれません。職人魂だけでなく商人魂との融合が求められますね。

〇〇の〇〇さんみたいな人がこの世界で増えてきてもらいたいと思います。何億も稼ぐ石職人がいても悪くないでしょう。

〇〇さんは「良いものをつくりさえすれば売れる」とは思っていません。時代にマッチしようと努力されていると思います。

難しいですし、僕にもわかりませんが、「伝える努力」「伝えるコツ」

これらに挑戦していかないといけないですね。

 

あじストーンフェアで「教育」を受けに行こう。( *´艸`)

来週末、あじストーンフェア2024が行われます。

従来の墓石の提案だけでなく時代の流れに沿った企画もいくつもありそうですが、やはり「庵治大丁場採石場研修」は無くさない。さすがです。

人はものを買う際、ただ衝動や日常の需要で買うだけでなく、付随するいろんな情報を収集したうえで買うことがあるそうです。

商品の活用法、製造、加工のプロセス、商品に携わった人たちの苦労話などです。

売る側から買う人(お客さん)にそういった情報を提供するのは専門用語的に「教育」と言うようです。マーケティングの研修の先生方数名が同様の言い方だったので間違いないと思います。

「教育」が頭に入る方がお客さんは認識、理解をし、買ってくれやすい。値引きも少ないそうです。

まさに「庵治大丁場採石場研修」はまさに「教育」なのだと思います。

庵治の採石場で「教育」を受け、周囲の皆さんに「教育」を提供しましょう。

でも「教育」という表現は偉そうですよね。誤解を招かないように。(´Д⊂ヽ

 

石産協の現役の会長が講師をされました。すごい。

「お墓未来プロジェクト」2本目の勉強会。講師は森田会長でした。

石産協の現役の会長が勉強会の講師をやったことってありましたっけ?

射場前会長はやったことがあったらすいません。

記憶にあるのは、射場さんが年次大会の日のワークショップで「基準策定委員会」の委員長として、勉強会を開いていたことです。このときは会長ではなかったかと思います。

あの時、けんか腰で質問した人が2人ぐらいいたので射場さんが殴り掛かられるんじゃないかと冷や冷やしたのを記憶しています。一昔前の話でした。すいません。

森田会長の掃除はすごかったです。こっちのほうが能島さんの勉強会より実行するのが難しいかも。

弊社もぼちぼちやっているつもりですが、よく物をなくします。さがします。きれい好きの人、イシフクにいっぱい来てくれー。( *´艸`)

次回は7月25日、新大阪です。いけるかなー(*´ω`)