第三回お墓未来プロジェクトより:佐野さん、無尽蔵( ゚Д゚)

第三回お墓未来プロジェクトの後半の講師は静岡の佐野さんでした。

日本石材産業協会の副会長も務め、何かと困りごとは佐野さんが解決していることがあるようで、皆様が大変助かっているそうです。エンディング産業展でのセミナー中のライブのオンラインアンケートは佐野さんがつくっていたと聞いています。でも「デジタル担当」と呼ぶのはやめてほしいと言われます。失礼いたしました。(‘◇’)ゞ

佐野石材さんの活動内容が多すぎて、まったく同じようにやるのは難しいと思いますが、高齢者のサポート事業、まちゼミ、地域イベントへの参加、石仏探検ツアーなど、地域の皆さんとの密着をとおしてのお墓、石、終活の啓蒙活動は、どれかひとつならできるのではないかと思います。全部は無理でしょ、ふつう。いつ寝ているんだろうか。

また、ただいろいろ頑張っているだけでなく、活動についての目的や意味をしっかり頭の中で整理し、成果の振り返りもするようにしているとのことです。

いろいろやりすぎで死んでしまうんではないかと思う佐野さんですが、ピンピンに元気でお酒も水のように飲まれます。

20~30分の1ぐらい真似させていただきます。ありがとうございました。

 

 

お墓参り。お盆です。

お盆。お墓参り。

自分は数か所のお墓をおまいりできました。近くのお墓が多いのでありがたいです。

おかげさまで両親は健在で、同居の父母もいなかったせいか、なかなか感謝の気持ちというのは出てきませんが、「いつもありがとうございます」的なことは伝えるようにしています。

親が亡くなったらやっと「感謝」というものが出てくるのかなと思います。

それでもいろんな方のお話によると、こんなお参りでも功徳になり、ご先祖様は喜ぶそうなので、良しとしております。

ご実家からは縁遠くなり、なかなかお墓参りができない人も多いと思いますが、

皆さんがお参り出来たらよいですね。

 

「後悔」バーベキュー大会よりもお墓参り?

 

ある銀行へあいさつに行きました。

担当者の話によると、墓石の関係は今は「墓じまい」をがんばっている人で収益を上げている個人が数人いると。従来の墓石業者は厳しいとのことでした。

その墓じまいの業者さんからの話では、お墓を解体した施主さんがまれに後悔していると。

「親戚が集まる理由がなくなった」「お墓まいりがあったから親戚一同が田舎に集まっていたんだ」

「バーベキュー大会をやっても集まらないが、お墓参りがあればみんな集まる」

そうか。銀行の人はいろんな仕事のことに精通しているので話は聞くべきですね。

ということもそうですが、、、、、石材店さんはこういったキャリアを踏まえて少しでも多く施主様に説明できたら。大きなお世話かもしれませんが、お客さんに後悔させたくないですよね。

 

「お墓」といえば「墓じまい」・・・・・・

 

前回のブログを書きながらネットを見てあらためて実感しました。

しょっちゅうネットで集客やHPのアナリティクスを確認している人から見たら今更かもしれませんが、、、、、

ネットで「墓」と打ち込むと、ビッグデータで「墓じまい 費用」というワードが一番上に出てくることに気づきました。ほかにも「墓じまい 〇〇 〇〇」といった言葉が上位でした。

そうかあ。そりゃやっぱそうだよね。

墓石の世界に身を置いている自分からすると言葉が出なくなりますね。

データ的にも、墓石の出荷額は20年前と今の比較では今が半分以下なのは間違いないところです。

今、人口が減少傾向なので色んな産業で需要減に苦しんでいると思うのですが、こちらはお寺ばなれ、合同墓の普及など、人口減少以外にも少し違う要素があります。

でも繁栄している寺院さんや石材店さんもいるので、必ず可能性はあると思います。また、ご先祖の供養→墓石という産業そのものがなくなるということはさすがに無いと思います。

あと5年から10年、墓石の業界は消耗戦が続くでしょう。需要が減っていくところに対し、供給する側(墓石販売業者)も減っていくでしょう。人間が減れば田畑も要らなくなる。

しんどいと思いますが、皆さんとともに知恵を交わしながら頑張っていけたら良いですね。

石材店や寺院が敷居の低い相談窓口になれば???( ゚Д゚)

RKB毎日放送のニュースに「改葬の激増」「久留米市の無縁墓」がネットで出ていました。

「墓じまい」と「改葬」は10年前の約2倍だそうです。15万件超。

そもそも「墓じまい」の言葉の意味は?皆さん同じ認識で説明できているのか?とつっこみたくなりますが、論点はそこではなく・・・・・・・

石材店さんとしては、あまり売ることを考えすぎずに「施主様に寄り添って事情をよく聞いて、良い提案をする」ことにまず集中することでしょうか。

だとすると、お店のキャッチフレーズの一つは「終活、相続、そのほか墓石などのお悩み、気軽にご相談ください」みたいになるんでしょうか。

「商品」を売る前に、自分という「人」と自分の「店や会社」を売る必要があるでしょうから。

もうお墓の解体、処分が確立されたビジネスだと割り切るフェーズになっていることは間違いない。仕方ないですが。

石と加工、工事しか詳しくない石材店さんはたくさんいると思います。しかも終活や相続、宗教、風習、そういったことを勉強するのが嫌な人、いると思います。僕もそのたぐいの人間です。

そういう方は、ぜひ「お墓のみとり」や、、、

https://www.ohakanomitori.com/

や全優石、石産協、全石協などの全国団体を覗いてみてください。

一切勉強しないというわけにはいきませんが、勉強の手間は相当省けると思います。