せちがない時代ですね。

先日、静岡市静岡仏教会の主催で関連業者さんと集まっての意見交換会が行われました。

檀家の減少や、葬儀、通夜、法事の小規模化などの影響で寺院さんもだいぶ危機感を持った人が出てきたなという印象を改めて感じました。

また、自分の実家の檀家寺やお墓の場所、家紋などを教えられていない人が激増しており、金額や手間などの要素だけで直葬してしまっているのではないかと思うので、伝えられる機会があれば檀家寺の確認などをしっかりやっていただいてから葬儀や埋葬の仕方を決めるようにと伝えてほしいという意向が仏教会からありました。

寺院さんにとってのメリットからという一面もあるでしょうが、家族や親族の納得という面でもこれは一理あると思いました。

施主様に予備知識がない関係で弊社もトラブルにあったことああります。気を付けないと・・・・・・

また葬儀社さんも、以前は生花店からの持ち込みを認めていたのをやめたというところが出てきたそうです。

直営で生花の仕入れをし、祭壇を作る職人がいると、生花店であれば捨てなければならない花を上手に祭壇にできるので葬儀社としては非常に利益があがるそうです。

葬儀社さんにとっても周囲の皆さんと持ちつ持たれつとばかり言っていられない局面でしょうか。

一年に一度のこの会はこんな感じ情報を得ています。

あまり寺院の団体で業者さんと意見交換会をやるようなところは無いそうです。

仏教会の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

「わきまえる」人は尊敬される。

ある石材店さんから最近言われました。

「仏にかかわる仕事は地味じゃなきゃダメなんだ」と。

たしかにこの人の先代の社長は商才に長け、土地も高級車もたくさん持っていましたが、寺院さんやお客さんと会う時は必ず軽トラでした。しかもちょっと古め。

一部の寺院さんはこの石材店さんが非常に繁栄しているのも、豊かな生活をしていることも当然知っていたと思います。でも仕事とプライベートの落差に惚れていたのかもしれません。

人は所詮、経済的に繁栄をしている人を尊敬するのは常ですが、貴賤関係なく「わきまえる」ことは尊敬につながります。

いろんなケースであっても身をわきまえる、場をわきまえる、ということが徹底できると「この人はぶれない理念を持った人だ」と思われやすいような気がします。

簡単なようで難しいですが「わきまえる」ことは大切で無難です。

・・・・・・・ただ、キャラによりますが、高級車を乗り回すことによって繁栄している社長さんもおります。例外的な人もいるのでそのあたりはご了解ください。

 

 

 

 

第三回お墓未来プロジェクトより:佐野さん、無尽蔵( ゚Д゚)

第三回お墓未来プロジェクトの後半の講師は静岡の佐野さんでした。

日本石材産業協会の副会長も務め、何かと困りごとは佐野さんが解決していることがあるようで、皆様が大変助かっているそうです。エンディング産業展でのセミナー中のライブのオンラインアンケートは佐野さんがつくっていたと聞いています。でも「デジタル担当」と呼ぶのはやめてほしいと言われます。失礼いたしました。(‘◇’)ゞ

佐野石材さんの活動内容が多すぎて、まったく同じようにやるのは難しいと思いますが、高齢者のサポート事業、まちゼミ、地域イベントへの参加、石仏探検ツアーなど、地域の皆さんとの密着をとおしてのお墓、石、終活の啓蒙活動は、どれかひとつならできるのではないかと思います。全部は無理でしょ、ふつう。いつ寝ているんだろうか。

また、ただいろいろ頑張っているだけでなく、活動についての目的や意味をしっかり頭の中で整理し、成果の振り返りもするようにしているとのことです。

いろいろやりすぎで死んでしまうんではないかと思う佐野さんですが、ピンピンに元気でお酒も水のように飲まれます。

20~30分の1ぐらい真似させていただきます。ありがとうございました。

 

 

水害・・・・・・

台風による水害で墓地に被害を受けた寺院さんを訪問しました。

自治体の土地がまざっている墓地なので、寺院さんの独断で「危険なので立ち入り禁止」とはできず、「注意喚起」しかできないそうです。でも墓地に入った人が大ケガをしたりすると管理責任を問われかねないのでトラロープをいっぱい張って「注意喚起」をたくさん貼ったほうが良いとのことでした。

知っているかどうかで判断・行動が変わること、たくさんありますね。また知っている人が近くにいるかどうかも大きいですね。

被災された皆さんの心の平穏が少しでも早く戻ることを祈るだけです。

本屋さんに水害の関係の本がたくさん並ぶのも複雑です。

 

「自分を忘れる」

市街地のお洒落な写真館の中で「辻説法の会」があったので、行ってみました。

登壇されていたのは20台の若手のお坊さんでした。

非常に凛々しい、カッコ良い方でした。

お話の内容は、仏教のお話やお寺のことよりも、お坊さんのこれまでの足跡が7割ぐらいでした。でもまったく退屈にはならず、面白いお話でした。

曹洞宗の開祖である道元禅師のことばも紹介されました。

「自分を忘れる」まったくもって自分に言われている様でした。

お坊さんは、永平寺での修行の時にこれを学ばれたそうです。

50歳過ぎても余分なことばかり言っている自分。成長しよ-ぜ。

静岡市の仏教会青年部さんは良いことをされているなと思います。

 

思い出を故人と共有して・・・・・・・・・・

先週、思い立ってある人のお墓にお参りしました。

今回は4回目ぐらいのお参りでした。

突然亡くなった人でしたので初めてお参りした時は、字が刻まれていたのを見て、「やっぱしこのおっさん死んでた」と思いました。本当に亡くなっていたなあ。

石の仕事での取引はほとんどありませんでした(注文もらっても指示が細かすぎて儲からないから要らなかったです)が、会ったときはとても歓待してくださいました。昼間っから焼肉行くかと何度も言われました。昼から焼肉はよしましょうよ。一日終わっちゃいますよ。

数人の人から聞く限り、この人は資産のある人なのでお金には困っていない人だそうでした。でもいつも新しい商売のことを考えており、その話題には僕も楽しく会話させていただきました。実際にサイドビジネスは2、3やっていたと思います。察するに、「裸一貫の自分でも卓越できる」ことをいつも表現したかった人ではなかろうかと思います。

おそらく18年前に、「一緒に工場やらないか。お前は資本1万円入れてくれればいいから。イシフクの営業やりながらでいいからやろうぜ。」と言われ、工場のコンセプトや当時の人材、めぼしのついた工場など魅力が揃っていたので僕も結構乗り気でした。ビジネスモデルはこの人と僕との会話の中で出てきたものだったと記憶しています。

でも間もなくいろいろあり自分が今の会社の代表になってしまったのでこの話はなくなりました。この話、1年早けりゃな~。

そんな思い出を共有した人でした。

極楽でも浮浪雲みたいにいてください。25年後、またあっちの厦門であそびましょう。

 

 

お墓参り。お盆です。

お盆。お墓参り。

自分は数か所のお墓をおまいりできました。近くのお墓が多いのでありがたいです。

おかげさまで両親は健在で、同居の父母もいなかったせいか、なかなか感謝の気持ちというのは出てきませんが、「いつもありがとうございます」的なことは伝えるようにしています。

親が亡くなったらやっと「感謝」というものが出てくるのかなと思います。

それでもいろんな方のお話によると、こんなお参りでも功徳になり、ご先祖様は喜ぶそうなので、良しとしております。

ご実家からは縁遠くなり、なかなかお墓参りができない人も多いと思いますが、

皆さんがお参り出来たらよいですね。

 

災害復旧支援の画像をいただきました。

先月、複数の業界団体の声掛けで行かせていただいた能登の災害復旧支援。

そのときの画像を石産協の事務局から送っていただけました。

猛暑の中、皆様お疲れ様でした。

こちらは日常業務のなか、日程を調整して行けるときに行くわけですが、被災している皆さんは毎日災害と闘っている。そういったことを思うと心苦しいところもありますが、ほんの少しのお手伝いにはなっているかと思います。

被災されている方たちが平穏な気持ちに近づくことを祈るばかりです。

業界団体に加盟している石材店の皆様におかれましては、行けない時もあるかも知れませんが登録をされてみてはいかがでしょうか。

唯一無二は難しいです。( *´艸`)

 

数年前、あるビジネスを思いつきました。

コロナ禍でしたので、オンラインでお寺や神社にお参りして賽銭を投げられたら喜ぶ人がたくさんいるのではないか。

「SHOWROOM」という会社のアプリで、アイドルの私生活などをネットで生配信しているところに投げ銭(チップ、差し入れ)やってるのあったなあ。

ある人にこのアイデアについて意見を聞いたら、「うーん。名門のお寺や神社はお金には困っていないのであまり新しいことはしないです。名門でないお寺や神社で導入してもお参りする人は少ないです。よほど宗教の関係での人脈がある人でないとこれ、成立しないと思います。」

ちゃんちゃん。といったビジネスプランでした。

その後、これをやっている団体がいたことを知り、またちょっとした事件になっていたのを知りました。

いまこの事件のニュースを検索したらまだありました。

https://www.kobe-np.co.jp/rentoku/omoshiro/202107/0014485985.shtml

同じことを考える人、いますね。唯一無二は難しいです。

お盆の時期、間違えると血の雨が降ります(; ・`д・´)

お盆、お彼岸は石材店さんは忙しい人が多いです。

昔はお盆、お彼岸の前にお墓を間に合わせたい仕事が多かったですが、今はお寺の行事のお手伝いをする石材店さんが結構多いかと思います。

石材店さんがとても気にしていることがあります。「お宅のお盆はいつですか?」

静岡市ですと、7月中旬と8月中旬の半分半分ぐらいですが、静岡県の東部、西部に行くと地域によっては7月末がお盆のところもあり、8月あたまがお盆のところもあります。ほかにもいろんな風習があるのでもっと違う時期のお盆もあるかもしれません。

でも、お客さんは自分たちの地域や風習が常識のように考えているので自分からは伝えてくれない時があります。ですから要注意地域では「お盆は〇月〇日が中日ですよね」と石材店さんは確認を取っているかと思います。

間違えて石工事が早すぎる場合は良いですが、遅すぎる場合は血の雨が降る。石材店さんあるあるじゃないかと思います。確認、がんばりましょうね。( ;∀;)

ケンミンショーでこんな企画、あったかもしれませんが「うちはこんな変わった時期がお盆だよ」という方、ぜひ今後のためにも教えてください。