「これぞ」というお墓も良いですね。

静岡県石材組合の総会の前、Nさんのお墓参りに行きました。「いいお墓って言ったら黒の和型に決まってるだろ」と言わんばかり。

いいお墓だな。いい仕事だ。なんて、石職人みたいなことを言っています。

建立は昭和58年。石塔の石はスウェーデン。高級材。もちろん国内加工。この時代なら当たり前ですが。

フトンと笠の彫刻は岡崎のKさんの仕事だそうです。筋蓮華は山梨のFさん。

狛犬はK原のTさんの作品だそうです。かわゆい狛犬だ。良い作品です。残りの加工はNさんの自社加工だと思います。

「これぞN石材工業だ」のメッセージがお墓から聞こえてきます。

お参りに行く前に、Nさんに「お墓はどの辺にありますか」と聞いてしまいましたが、全く聞く必要がなかったです。すぐにわかりました。

昔はNさんに加工してもらった黒の石塔を卸売りしたこともよくあったそうです。

お世話になりました。

こちらの狛犬も国内産です。冗談です。( ;∀;)

 

 

講習、凄かったんじゃないか???( ゚Д゚)

 

昨日の静岡県石材組合の総会の後の講演会はすごかったんではないか。石垣や仏像、灯籠などの文化財の修復についてのお話でした。

筑波大の松井先生は石材の補修や彩色のおすすめ品番までよく知っていました。

現場主義でほんとにすごいぞ、この先生。

文化財修復について、駿府城の石垣に携わっている関係でこちらにくることがあるそうです。

修復にあたっても、もろに汚れを取り除きたいのか、苔むした状態にしたいのかなども依頼者(ほとんど自治体でしょう)と綿密に打ち合わせるそうです。

ネットにあげるとこまる写真も撮りましたので、「これ乗っけてよいですか?」と確認を取ったうえで載せています。

こういうのも勉強です。ほんの少し収益につながるかも。

忙しい石屋さんもいます。!(^^)!

ある石材店さん。墓地とお寺が近くていつも忙しく来客の対応をしています。

「俺、今日すわってねーよ」と。

接客が一段落するのを待っていたら呼ばれ、、、、

「ちょうど今問屋さんが来ているから聞いて」と、問い合わせのお客さんの対応をさせられた。ちょっとちょっと。(*_*)

 

まあでもこの人がが少しでも休めるなら良いです。

これ以上待っても邪魔だと思い、この日は失礼しました。

夕方になって「相手できなくて悪いっけね」とお電話いただいた。良い人です。会う約束をしていたわけでもないのに。

「この人はお客さんがたくさんいる良い環境の中にいるから繁盛しているんだ」

と思うか、

「忙しいとはいえ、業績を落とさないようにがんばるのは大変だ」と思うか。

人に対する見方は、解釈はいろいろあります。自分が向上できるような前向きなとらえ方をしていきたいものです。

そういえば・・・・・言っていました。(*´ω`)

そういえば・・・・・

ですが、恵安の組合(墓石の輸出かと思いますが)の加盟企業は現在52社だそうです。

卸業者の方は覚えていると思いますが、2017年か2018年ごろ、「指導価格」として単価を一律にそろえた時がありました。その時の署名と会社名が載った書類が流通しましたが、当時の加盟業者は83社でした。

今現在は、彼らの推測ですが、日本の墓石業者専門で営んでいるところはせいぜい20社ぐらいではないかと言っていました。そういえば。

良くない情報かもしれませんが、知らないよりは知っておいた方が良いでしょう。

 

 

新湖南623です。(^_-)-☆

半年ぐらい前から流通し始めている新湖南623。

梱包を超頑張っている外柵工場の原石置き場で確認しました。

こんな感じです。

工場長さんの話によると・・・・・湖南623とは場所がちょっと違うところの採石場のようです。市は同じで県が違うと。

※中国では大体、市>県>鎮といった感じです。日本だと県>市>町とかですけど。

この工場では本格的に売り始めてから2~3か月だが、湖南623よりも新湖南623のほうが材質での苦情、クレームは今のところ少ないそうです。

うちもそろそろ本格的に売ろうかなといったところです。

 

ここまでの梱包が基本仕様なんてΣ(・ω・ノ)ノ!・・・外柵工場です。

弊社が発注しているある外柵工場。

よくよく聞いて驚きました.

最近のことだと思いますが、木枠の梱包に使う木材の厚みが、通常なら15ミリのところ、全部18ミリにしたとのことです。

特に出荷先が北海道の時などは、海上でのデリバリー時間が長いので、より破損の確立を低めるためという事なのか。それにしてもこの不況の中での企業努力はすごい。

また、、、、、こちらも驚きでしたが・・・・

こんな梱包見たことないΣ(・ω・ノ)ノ!

1個1個の石のパーツが当たらないように緩衝材やひもをかませ、強い生地のラップで巻くまでは最近は珍しくありませんが・・・・・・

その上にさらに透明なビニールをかぶせて、その上に木枠の梱包をしているので、おそらく他社より1手間か2手間多くかけています。

たしかに中身の製品が良くなければ台無しかもしれませんが、この努力は評価しないと、と思いました。

この工場は外柵工場群のなかでもクレームの率が低く、単価もやや高い工場です。

工場指定で発注してくれる人がいたら喜ばしいんですけどねー!(^^)!

習近平さんも見に来た工場です。( ゚Д゚)

泉州の仏像彫刻の工場をお邪魔してまいりました。僕の左の人は工場長です。20年ぐらい前から知っています。

工場と屋外展示。

わらべ地蔵はまずまずの出来で、よく使わせてもらっています。

縮小で作った模型を見ながら大きな作品の彫刻をしています。

数年前から、外注で3Dスキャンの立体彫刻機で加工することが増えているそうです。北京五輪以降、急激な単価アップは続いてましたが、確かにちょっと前からそんなにコストアップしている仕入れ原価ではなかったです。為替は別ですが。

仕上げは自社に持ってきて職人さんがやるそうです。

習近平さんが福建省の副書記の時代にこの工場を視察した時の写真です。

泉州市の政府から、この写真のような景色を回復するよう依頼され、そのとおりにやったそうです。

若いですねー。(^^)/

 

 

青い粒が出る石です。アンゴラブルー。(*’▽’)

ちょっと売ってみようかなと考えているアンゴラブルー。

中国の工場の方たちからこの石の紹介があったのは1年半ぐらい前なので、すでに売っている業者さんはいると思いますが、あまり実績は聞こえてきていません。

インパラブルーの代わりに売ったら、というキャラクターの石ですので、ちょっとやってみようか。その前に自分で実験するか。

同時期に、ボルガブルーとアンゴラブルーが流通しているようですが、見分けがつかないようです。

エメラルドパールのような変化がありそうなので経年変化には注意しないと。

御興味のある方、地元の卸業者さんに聞かれてみてください。この石もきっとわかるかと思いますよ。

カンボジアの654。すすめてよいんじゃないか。(‘Д’)

90年代から人気を博した654系の石材。材質にも問題がありましたが近年、本悪的に供給が少なくなり、「かわりになるような石はないか」と言われていたところの救世主候補。カンボジア産。昨年から細目の石と中目の石が流通していますが、細目の石はムラ、なでが多く、あまり中国の皆さんがつくりたがらないので弊社では中目の石のみ基本ラインナップに入れております。

強い会社はこれでもかというぐらい原石を在庫しています。この会社は、昨年末に入荷してきた原石は22コンテナで、そのときは17コンテナ分仕入れたとのこと。勝負師だ。

去年から流通している石なので石材店の皆さんはご存じかと思いますが、原石を濡らした見た目はこんな感じです。

こちらはもう一か所の会社にあった原石在庫。こちらも結構大きな会社で、仕入れの量も結構なものです。

弊社としては、皆様からのユーザーレビューをある程度聞いてから昨年11月ごろから本格的にすすめています。

今のところ、クレームゼロではありませんが、「この石のこういうところが困る」的なレッテルは貼られていないと思います。

とりあえずすすめていって良いのではないかと。

防塵設備などあります。福建省の工場の努力( ゚Д゚)

福建省の某工場。ここは石を削ったりして埃を多く出すところです。

ここに防塵設備があります。

奥の壁で少し水が流れているのがわかりますか???

ここはこんな努力をしています。

切削機も・・・・・

操作盤をしっかり見てやっている感じです。

福建省の工場は、操作盤のアンメーターが割れているところ、たくさんありますよ。

面取り機もあります。北大青以上の単価の石には無条件でこれを使っているそうです。

この工場でつくった製品の梱包にはこの刻印をしているそうです。

 

この会社は関東・東北をメインとした有名なところです。決して新しくはないですが、クオリティには定評があり、要求が厳しい注文は結構ここに集まります。

頑張っていますね。

 

※良い石材と良い工場、良い取引先を探すのは流通で食っている僕たちの仕事です。