「地震で倒れないお墓づくりを考える」

「地震で倒れないお墓づくりを考える」と題し、昨日、(一社)日本石材産業協会の墓石部会が静岡市内で開かれました。

先週、業界の5団体の協力で七尾市の災害復旧支援の作業をしてきた様子も見せていただき、どのような施工が地震に強かったのか、昔ながらのやり方がどのように通用したのか、接着剤がどのように活用されていたか、また機能が果たせなかったのか、など勉強になりました。

今回、弊社の工事部は参加しなかったので、自分の方から彼らに報告しなければと思います。

静岡の下村支部長、また静岡支部の皆様、お疲れさまでした。

 

こうやって向上心を持って石材店さんたちが頑張っているところが、SNSだけでも良いので一般の皆さんに伝わったら良いのに、と節に思うところでした。

カンボジア産の新石種です。でも様子見です。( *´艸`)

カンボジア産の石がまた中国の取引先の方から送られてきました.

「東方山崎」という名前で売り始めている業者さんもあるようです。

自分としては、20年前ぐらいに流通した南平黒に似たイメージです。

経年変化など、少し材質の傾向を探る時間をとらないと石材店さんたちにはすすめられないので、もう少し大きなものを仕入れてから実験してみようと思います。

 

「石屋の大先輩から学ぶこと」実はこんな感じで撮っています。

先日、ユーチューブの撮影がありました。イシフクのユーチューブチャンネルの「石屋の大先輩から学ぶこと」です。

上記の画像は撮影のアングルそのものですが、背景はグリーンの幕です。

このグリーンの幕のところをいろんな画像や動画に張り替えて配信しています。

テレビ東京の「YOUは何しに日本へ?」のMCのバナナマンの2人はグリーンの幕を体にまとって収録していましたね。それとおなじ要領のようです。

いいかげんサムネイルを貼らないと、と思いつつやっていませんが、皆様のおかげでもうすぐ、「石屋の大先輩から学ぶこと リアル版」は60回を迎えます。

ちなみに、〇月〇〇日配信予定の苦労話は半端ではないので、お楽しみにされてください。

また、チャンネル登録、高評価、コメントもいただけると中江社長も望月会長もより張り切ってくれますので、是非宜しくお願い申し上げます。

ベルファストの採石場の画像です。

ベルファストの採石場の画像を取引先に送ってもらいました。

おそらく中国のメーカーの機械だと思いますが、大口径切削機をだーーーーっと走らせて石を採る工法です。この工法はここ十数年で一番よくみられる採石場の工法です。同じ石種の採石場でも新しい取り口になった時などはよくこの工法になっているのをよく見ます。コストパフォーマンスが良いんでしょうね。

ベルファストも古くからある採石場なので、新しい取り口にこの工法をとりいれたのでしょうか。

なぜ今年になってベルファストの原石が安いのか??

まだそれほど確証はありませんが、地元の人より中国人の作業員が増えたと。それでコストが下がり、成材率があがったとのことです。

もう少し聞き込みしようかと思います。

とりあえず、ベルファスト、今はおすすめです。

 

今年すすめて良いと思っている石:ベルファスト

この期に及んで「ベルファスト」をすすめる?と思う人もいるかもしれません。

建築材、墓石材、長年にわたり常識的に使われてきた石材です。

この数年間、墓石工場にはあまり流通していなかったと思われたのですが、今年は普通にあります。↑の画像は工場ではなく福建省の原石商社の置き場です。

材質もそこそこ。そして、なぜか単価が手ごろ。これがすすめようと考えた理由です。

弊社の現在の卸売り単価ですと、インドの〇○○よりも5000円/切以上安いです。

先ほどの福建省の原石商社は大手ですので情報はそんなにマニアックではないと思います。気になるという方はお取引先の卸業者様にお問い合わせされてください。

 

「石の目利き」的な実力

一昨日、新石種の実験の話をしましたが・・・・・・・・

僕ら石材卸問屋は、金額・納期・品質以外での価値は、

・石の銘柄当て

・石の経年変化の説明

このあたりは大きな一つの要素ではないかと思います。

クンナム系の石などキズが出る黒の石材は特に「目利き」的な実力がないと石材店さんには相手にされません。また黒系の販売キャリアが浅い状態でありながら知ったような顔をして売るのは危険です。逆にその実力が評価されれば金額が安くなくても受注できる場合がたまにあります。僕もこういったところで仕事をいただけたことが何度もあります。もう20年近く前の話ですが。

自慢ではありませんが、弊社は静岡県全域で墓石の卸売りを営んでおり、東部は北関東や東北に似た文化で「黒・10寸・11寸・ごひら」。中・西部は愛知県より西の文化で「白・8寸・9寸」。といった感じで石を扱うことになり、大げさかもしれませんが日本全国を商圏にしているような石種のラインナップかと思いますし、西と東では競合する卸売業者さんはかなり変わります。

今は営業ばかりやっているわけではないので少し「石の目利き」的な実力はちょっと落ちたかなー。

こんな話、石屋さん以外誰がわかるんだーってところで終わります。自己陶酔。

(´-`).。oO

皆さんで地震対策の情報共有をしましょう。

7月4日の午後、静岡市内にて、

「地震で倒れないお墓づくりを考える」と題して、(一社)日本石材産業協会の墓石部会主催でイベントが行われます。

ここ1、2年で業界内でブレイクした関根さんも出演されるそうです。関根さんは基礎工事にも定評がありますが、コーヒーもプロ並みにおいしいそうです。

今週は能登の方へ業界団体の連合で震災復旧支援をいたしますが、その委員長を務めている斎藤さんがイベントの後半でお話しされるそうです。新鮮な情報を得たい方はぜひご参加ください。

石産協に入っていない方は、「近日入会する」予定にしてオブザーバー参加をされてください。

参加の締め切りは明後日、27日です。お早めに。

なお、一般の方のご参加はお断りしておりますのでご了承ください。

アンゴラブルー。実験しています。(‘_’)

インパラブルーの供給がまだ安定しきっていないということなので、先日アンゴラブルーを実験し始めました。

たくさんの石材店さんに鍛えていただいた僕の経験から見る予測は、まあ間違いなくエメラルドパールやブルーパールと同じような変化が見られてくるかと思います。ですのでその傾向だけ施主さんに説明したら売っても良い石かなー。この石はおそらく2~3か月で勝負がつくでしょう。

青い粒が出る石です。アンゴラブルー。(*’▽’)

4月の投稿に原石の画像があります。よろしければこちらもご覧ください。

 

石産協宛てに中国から祝電が\(◎o◎)/!

一昨日の(一社)日本石材産業協会の定時総会に対し、中国の方から祝電が届いておりました。1枚目はアモイの組合から。

2枚目の祝電は恵安の組合からです。

厦門の組合長さんは「英良」という、建築石材の大会社の社長さんです。水頭という建築工場の密集地にメチャきれいな板材の展示場を持っています。展示場の中にはカフェみたいなところもあります。

恵安の組合長の「有志」という墓石工場の老舗の社長さんです。

防塵設備などあります。福建省の工場の努力( ゚Д゚)

3月のブログにも載せましたが、非常に工場の管理と品質管理を頑張っている会社です。

 

石材の卸の方、もし今度会うときがありましたらお礼を言っておいてください。

劉さん、王さん、ご配慮いただきありがとうございました。

「相手にとって都合の悪いことを伝える」準備力。

昨日の(一社)日本石材産業協会の定時総会。

この会において、一番かもしれない重要な議案は「年会費の値上げ」でした。

森田会長はパワーポイントの資料を用意したうえで、非常に丁寧に説明されました。この資料は会長御自身で作成されたものだと思います。

話の展開も長時間にわたって考え、説明の練習も東京に来る前に何度もされたのではないかと推察します。森田会長はお酒が好きな人のようなので、悩むことはあっても眠れなくはなかったとは思いますが。

見事というのが適切な表現かどうかはわかりませんが、この場での質問などは一切無く、賛成多数で可決となりました。

森田会長の非常に繊細な事前の思考、綿密な準備、そして本番での説明スピーチの成功は、少なくとも言葉足らずの交渉下手な自分にとっては素晴らしいとしか言いようがないものでした。

円安やコストアップにより商品やサービスの値上げを皆さんに伝えねばならない時もあると思います。 また、徐々に市場が小さくなる中で、事業の縮小をする石材店様もあるかと思います。当然「以前はできていたことができなくなる」といったことを社員やお客様に伝えなければならない人も少なからずいるかと思います。

誰だって言われた相手にとって都合の悪いことを伝えたくは無いです。でもこのような経験を一度もせずに死んでいく人も少ないはずです。

教訓は「失敗が嫌ならしっかり準備しろ」「嫌われる勇気」「切られる覚悟・辞められる覚悟」

こんなところでしょうか。