近年の中国の採石場は広々とした敷地の中に移動式の大口径切削機を走らせて採掘するものばかりですね。この採石場は、、、
黒竜江省の#1791です。この石は日本で加工するのが常識的な時代にも原石が輸入されており、特に西日本の石材業者の中では定評があるロングセラー商品です。
比較的青さのある白みかげ。大材も取れ、給水も経年変化も少なく、評価の高い石材です。
現在、石目の細かい石の材料も出荷されており、K-19として石材店様に紹介しております。
#1791、K-19の原石の出荷量は年間10カ月(冬季は寒さが厳しいため採掘していないようです)で40,000㎥。そのうち墓石用はだいたい5,000㎥だそうです。
注意点は、施工後雨にさらしていると数か月で若干色が褪めるときがあることです。ただ激しい褪め方はしないのでその点だけお伝えしてすすめるようにしております。
また僕が実験している限り、数か月で褪める石とそれほど褪めない石もあるようです。
中国の石材の中ではかなりのスペックを備えた墓石材と言って良いかと思います。(*^_^*)